口腔外科とは

「口腔外科」とは歯科の専門分野の一つであり、顎骨・顎関節・口唇・舌・頬粘膜・唾液腺など、口の周囲にできる病気を治療する診療科です。親知らず・嚢胞（のうほう）・良性腫瘍・悪性腫瘍・顎変形症のほか、口や顎の外傷への外科治療を実施しています。インプラント治療の外科処置には、口腔外科の技術が必須です。

近年、口内炎・口腔感染症・口腔乾燥症・舌痛症・顎関節症・睡眠時無呼吸症候群などの治療は、非外科的な診療科と判断され「口腔内科」として取り扱われるケースもあります。

口腔外科医は、口のさまざまな病気や外科処置の専門家でありますが、虫歯や歯周病、入れ歯の治療はあまり得意としていません。

1.口腔外科専門医の治療が受けられます

当院の院長は、日本口腔外科学会認定　口腔外科専門医を取得し、口腔外科に特化した治療を実施しています。そのため、一般歯科治療には対応していません。

2.親知らずの抜歯を得意としています

当院の院長は、年間1500本の親知らずを抜歯。できるだけ痛くない、腫れない、怖くない治療を目指しています。

4.院内感染対策を徹底

当たり前かもしれませんが、処置に使用する器具や材料は滅菌処理されたものを使用しています。使用する器具は、超音波薬液洗浄にて消毒後、自動器具洗浄機で付着物や血液、体液中のタンパク質の除去を実施。その後は滅菌パックに入れて、高圧蒸気滅菌（オートクレーブ滅菌）を行なっています。

歯科医、そして口腔外科医を目指したきっかけ

私は幼い頃から虫歯で悩んでいました。毎年歯医者へ通い、虫歯治療を続ける日々。当時は正しい歯磨きの方法もわからず、虫歯ができやすい口腔内環境だったのです。歯医者通いは高校生まで続き、必然的に歯科医師という職業が身近なものになっていました。

高校時代は化学が好きだったので、長崎大学歯学部に入学してからは生化学を研究するつもりでした。しかし、歯科治療について勉強していくうちに、口腔外科に興味を持つように。そして、臨床実習のとき、口腔がんの患者様を診させていただいたことがきっかけで、本格的に口腔外科医を志すようになりました。

X線検査・血液検査・心電図検査・病理検査など身体の検査・診断の重要性を学び、医局カンファランス（症例検討会）のディスカッションにも触れるなど、充実した実習期間を経験。いよいよ進路を決定することになった6年生の夏ごろ、口腔外科担当教官からのお誘いを受け、長崎大学口腔外科へ入局しました。

患者様へのメッセージ

当院では、治療を開始する前に、まず患者様の話をよく聞くことに力を注いでいます。これは、希望や要望を治療内容に反映すれば、それだけ患者様に納得いただける治療が実現できるからです。

また、治療内容・治療方針について説明するときには、わかりやすい説明を心がけ、理解・納得いただいてから治療を進めるのが当院のモットー。治療で使用する器具は消毒・滅菌を徹底して、院内感染対策を心がけています。

昔は歯科医院へ来る患者様を怒る歯科医師がいましたが、当院では決して怒りません。どうしてこのような状態になってしまったのか、一緒に考えて治療法や対処法をご提案させていただきます。

当院の治療は完全予約制です。患者様の大切な時間を使って治療に来ていただくため、できるだけお待たせしないようにします。また、スタッフとは毎週のミーティングだけでなく、勉強会や食事会を定期的に開催。チームワークを高め、患者様に対してスムーズな治療・チーム医療をご提供しています。